インプラントにも使えるデンタルローンについて - インプラントなら茨城県古河市の嶋野歯科医院

木曜・祭日休診 茨城県古河市坂間105-1
メニュー
インプラントなら茨城県古河市の嶋野歯科医院 > スタッフブログ > インプラントにも使えるデンタルローンについて

インプラントにも使えるデンタルローンについて


「デンタルローン」というのは聞いたことがあるでしょうか。

ローンというと住宅ローン、教育ローンなどを想像するでしょう。同じように、利用目的を歯科治療に限定したローンがデンタルローンです。

今までに、インプラントやセラミック治療をしたいけれど経済的な理由であきらめたことはありませんか。

デンタルローンや医療費控除を用いて賢くより良い治療を選択しましょう。

インプラントに保険は使えないの?

基本的に、インプラント治療には保険が適用されません。

インプラント治療は歯を失った部位に用いられますが、歯を喪失した原因によって保険が適用されるかどうかが決まります。

原因として上位を占める「歯周病」「虫歯」「破折」によって歯を失った場合、また、加齢による骨の吸収による歯の喪失は健康保険の適用外となります。

●健康保険適用外となる項目
・「歯周病」「虫歯」「破折」によって歯を失った場合
・加齢による骨の吸収による歯の喪失
・その他、噛む機能を向上させるため
・審美性を向上させることを目的とした治療

●インプラント治療で健康保険が適用される場合
・全身的な病気や第三者による事故によって、顎の骨が広範囲に欠損した
・生まれつき1/3以上の顎骨の欠損や形成不全がみられると診断された

また、インプラントの治療で保険が適用されるためには、次のような条件が整った施設で治療を受ける必要があります。

●インプラント治療で保険が適用される施設の条件
・歯科または歯科口腔外科の病院であること
・歯科または歯科口腔外科に5年以上の経験がある、または、3年以上のインプラント治療の経験がある常勤医師が2名以上配置されている
・当直体制が整備されている
・医療機器や医薬品の安全確保のための体制が整備されている

このように、健康保険が適用できるケースは非常に少ないため、インプラントは自由診療にて行うことがほとんどです。

ただし、高額な医療費をすぐに用意することが難しい場合があります。

こんなときに強い味方となるのがデンタルローンです。

デンタルローンとは

デンタルローンとは、利用目的を歯科治療費に限定したローンです。

思っていたよりも治療費がかかってしまった、最良の治療を受けたいが経済的に負担が大きいときにインプラント、セラミック治療、歯列矯正などの高額な治療費を分割で払うことができます。

信販会社が治療費を立替え払いし、患者は、手数料が加わった額を分割で返済していきます。

2~60分割でご自身のライフプランに合わせて返すことができることが最大の利点です。

デンタルローンの申し込み方法

申し込み方法は、治療を受ける歯科医院が特定の信販会社と提携している場合、そのまま受付で申し込めるほか、デンタルローンを取り扱っている金融機関から直接申し込む方法もあります。

以下は、申し込みの流れの一例です。
1.診療を受ける
2.審査の申し込み(歯科医院またはウェブサイトで)
3.審査を通過したら手続き完了
4.治療の開始
5.自身の組んだ返済プランによる支払い

医院により利用できる信販会社が異なります。

また、審査方法や借りたお金の返済方法は信販会社によって異なりますので、申し込む際にしっかりチェックしましょう。

デンタルローンの注意点

デンタルローンの利用には下記の注意点があります。
・かかりつけの歯科医院がどのデンタルローンを適用できるか
・申し込み資格は信販会社によって異なる
・審査に通らないと利用できない
・審査の結果によっては連帯保証人が必要な場合もある
・金利と手数料は医療費控除の対象にならない

医療費控除とは

医療費控除とは、自分と自分が養っている親族等(「生計一」と言います)が医療機関等にお金を支払った場合に、その支払った金額のうち、以下の金額を控除した残額を所得から控除することができる制度です(最大で年間200万円まで控除可能)。

・所得が200万円以上の人⇒10万円
・所得が200万円未満の人⇒所得×5%
・保険会社等から填補された医療費額

医療費控除に含まれるもの

以下のものが医療費控除の対象になります。

・医師又は歯科医師による診療・治療の自己負担額(保険診療でも自由診療でも可)
・治療に必要な医薬品の購入額(市販薬でも可)
・病院等に収容されるための費用(交通費やヘルパーさんの人件費など)
・鍼灸やマッサージ、整骨院などの経費
・分娩費用(健康保険から支給される金額を控除した残額で、マイナスになる場合はゼロ)
・介護福祉士等による一定の経費
・介護保険制度の適用を受けているサービスの自己負担額

まとめ

費用が高額となる治療を始める際には、歯科医院の先生と今後の治療計画をしっかりと話し合いましょう。

そのうえで、予算やマネープランを振り返り、あなたにぴったりのデンタルローンを選択することをおすすめします。

また、医療費控除などをうまく利用すればトータルでの出費を抑えることができます。

インプラントやセラミック治療など費用がネックになって諦めていた治療も、生活に合わせて支払うデンタルローンや、医療費控除を賢く使うことで手が届くかもしれません。

これらを積極的に活用し、あなたの口腔環境をより良いものにしていきましょう。